2022/12/19 17:12





こんにちはフミヤです。

キミドリの店舗でもメインの商材といっていい「家具」。
食器と同じで様々なブランド、テイスト、ジャンルがありますが、
椅子1脚にしても、深い歴史と“作り手の価値観”を感じられます。

正直椅子1脚についてブログ1本書いても面白いかも知れませんが、
それはまたの機会にさせていただきますね。


このブログではどうか“ハマるきっかけ“作りとして覗いていただけると幸いです。



それでは本題に入っていきます!
今回のテーマ「INDUSTRIAL」

皆さんも聞き覚えのあるフレーズではないでしょうか??
90%以上の方は絶対聞いたことがあるはず。
業界用語の一つとしてはインテリア、テイストの表現に
用いられることが多いです。

僕も商品紹介の文面や接客中においてこの言葉はよく書きますし、話します。
広く知れ渡った定番のフレーズともあって、伝わりやすいのが魅力的です。

そもそも“インダストリアル”とは・・・
「工業的な」という意味を持ちます。
この時点でもうニュアンス的な意味合いなので、
空間のテイストを指す言葉として認識いただいても問題ないと思います。

かつて工業製品として生産された家具や室内設備。
機能性や実用性に優れていたことから、世間では高い評価を得ていました。
無骨でユーズド感のあるイメージがインダストリアルという言葉を通して
世に知れ渡ったとされています。

「ヴィンテージ感のあるお部屋」と言われることもありますが、
それもインダストリアルというテイストの中に含まれていたりします。

材質では何を思い浮かべますか??
大体は木材×アイアンのコンビネーションではないでしょうか。

正解です。
というかそれしかないってくらい
何回検索をしても似たようなデザインがいっぱい出てきます。
工業的と言われていたくらいなので、使われていた素材もシンプルだったのかもしれません。

木材×アイアンと言ってもそれが“古材”なのか“合板”なのか
“錆びたアイアン”なのか“新品のアイアン”なのかでインダストリアルの印象も180度変わります。
加えてアルミやスチールといった素材もまたインダストリアルテイストと言えます。

「工業的な」という意味にどれだけ関わっているかでインダストリアルというジャンルは
どこへでも広げることができるわけです。

わかりやすい例でいうと、
コンクリートの壁、
ざらざらとした荒削りな印象に、家具は無機質な素材を使ったスチール製のモノ。
古材の天板で脚はアイアン素材のテーブル。

↑まさにこういったお部屋はインダストリアルテイストと断言していい空間です。

最近はあえて「サビ加工」といって、ダメージ感のある見た目を作り出し、
ヴィンテージ感のある家具デザインの商品もあります。
こういったものもインダストリアルテイストに含まれます。

店頭に丁度いい入荷があったので、参考程度にご紹介していきますね。





まさにインダストリアルテイストど真ん中と言っていい木材×アイアンのテーブル。

アイアンの脚には加工のようなダメージがあり、渋くていい具合です。
新しいものだと、モダンや和モダンのレイアウトに併せやすいです。
最近は特にシンプルな構成で家具を揃える方が多いので、インダストリアルは好きだけど、
がっつりそのテイストにはしたくないという方にもこういったお品はおすすめです。





ヴィンテージ感満載の経年による古材とサビサビの脚。
インダストリアルを極めたい方はぜひこういった状態のお品を選んでみてください。

古民家などの趣を感じさせる空間作りができます。魅力的。
あえてこの状態のものにペイントを施しても面白いと思います。
例えばアイボリーカラーに脚を塗りかえて、写真のような天板を組合せれば
フレンチアンティーク、シャビーのようなテイストに馴染みます。

逆に、脚をブラックカラーで塗り、ウォールナット色の天板にすると
英国アンティーク、ヴィンテージのような空間づくりができます。
あとは、レイアウトする椅子をウィンザーチェアにしてみたりとテイストに馴染むものを
選んであげるだけOKです。

綺麗に塗る必要ななく、刷毛の毛先で粗塗りしてあげるだけでも
ヴィンテージ感を損なわず雰囲気を変えることができます。



こういったデザイナーズの椅子をインダストリアルテイストに
レイアウトしても楽しくなります。

ちなみに写真の椅子はチェスカチェア(リプロダクト品)になります。

デザイナーズは異素材で組み合わせてデザインされたものが多かったりします。
ご存じの方もおられると思いますが、「カルテル」というブランドではプラスチック素材をメインに
使用したファニチャーブランドで有名で、プラスチック×スチールのエロエスチェアというものもあります。

モダンテイストとして定評のある椅子ですが、
インダストリアルにもぴったりと馴染みます。
素材感に近いものがあるだけで、併せ方にも幅がでるので、ミックスで色々とレアウトしたい方には
他ジャンルの家具も参考にしてみてください。




インダストリアル。
さわりだけでもお伝えできたかと思います。
インダストリアルテイストのブランドだけでもいろいろありますので、
家具屋さんに行って実物をみるなり、素材にしっかりと触れてみてください。

ではこのへんで!