2022/11/14 17:55






こんにちはフミヤです!



11月半ば、クリスマスの季節なんてあっという間ですが、
すぐに正月の準備でバタバタと。。。

皆さんも忙しくされることと思います。

準備といえば、“おせち”
前々日から大掃除の合間に仕込みをして器を引っ張り出し、
あれやこれやと調理しながら、盛り付けを楽しまれると思います。

今回はそんな盛り付けや一品料理に活躍する”漆器”をご紹介いたします!


そもそも漆器とは、
漆の木に傷が付いた際に、内側から分泌される「かさぶた」の役割をする樹液(漆)、
そこに多彩な色を混ぜ、模様などを表現。

漆のおかげで割れたり、傷んだりすることがなく、自然なままで保管することができます。
これが”漆器”として、私たちに広く親しまれています。

最大の特徴としては「上品な艶」を印象良く食卓に添えられるところです。
使い込むほどに光沢が生まれ、味わい深いものになります。


欠かせない漆器として「重箱」。
店舗での販売が主なので、サイトではアップできていませんが、
10月下旬頃からは店内のレイアウトを変え、年末までを視野に入れた展開で
販売しております。

重箱は毎年人気ということもあり、早いもの勝ち。
状態やデザインの良いものからすぐに無くなっていきます。。。(笑)
最近は若年層にも人気。
家での時間が増え、料理に目覚める方もしばしば。
「今年は宝石箱に挑戦してみます!」みたいな方もおられて、嬉しいなと感じることも!

少し店頭の商品をご紹介していきますので、ご興味ある方はご一読下さいませ。




独楽塗(こまぬり)の重箱。
香川県の伝統的な漆器模様の一つで、カラフルな色合いが魅力的。
ボンボン入れ、お弁当箱と様々なジャンルがあります。

斬新なデザインが、格式高い重箱の印象をカジュアルにしてくれます。
漆塗りならではの色と光沢は、飽きのこない愛らしさがありますね。

染付や印判の豆皿、小皿と一緒に併せてレイアウトすると、
レトロな印象がもっと引き立ちます!

USAや北欧食器などとも相性が良いので、ミックスしたコーディネートで
楽しめそうです。

側面にも同じようにカラフルなデザインが施されています。
普段あまり出番がなくても、食器棚の中をオシャレにしてくれるインテリアにもなります。






菊の花をモチーフに漆塗りされた2段重箱。
重箱の中でも人気で定番化された絵柄ですね。

黒に金彩はやっぱり豪華です!
上品に栄えますのでこういったコンビネーションはおすすめです。
菊の塗り方、線の描き方で奥行を感じさせています。手の込んだ職人技。


傷などはありますが経年の乾燥によるダメージ、それも味だと思います。





独特な塗りが際立つ3段重箱。
正確にお答えできず申し訳ないですが、会津の津軽塗りのような煌びやかなデザインです。
光の当たり方によってはより色も際立ち、宝石箱に相応しい重箱になります。
2段と3段は一番使いやすく、初めておせちに挑戦する方でもつめやすいのでオススメですよ。

シンプルなデザインということもあり、正月以外の特別な日にも使いやすいです。
ラタンのカゴに入れて、ピクニックも意外とあり!
カントリースタイルで楽しむと一味も二味も違います。





それで、やっぱり欠かせないのは”漆器椀”。
外せないですよね。
お椀選びは本当に迷います。脇役であり、いざとなれば主役になる恐ろしい器です。(笑)

重箱は意外とあっさり決まること多いですが、お椀は形や絵柄、赤なのか黒なのか。
とにかく迷う。。。
ドンピシャにはなかなか出会えません、少しの妥協はいるかも。

蓋と器の絵柄がつながるお椀をよく見かけますが、人気ですね。
1品料理で出されることが多いと思いますので、主役感のあるものが選ばれやすいのかも。

サイズにも個体差があり、手毬のように小さく可愛らしいものから、
ドシっと構えるような楕円形まで汁物の具材を想像しながら選ぶ形はワクワクしますよね。





最後に、こちらは漆器ではありませんが、
お漬物など、ちょっとした副菜に丁度いい小鉢。

岐阜県の「織部焼」と呼ばれている民藝食器。
大胆に片側だけ黒く塗られたシンプルな見た目ですが、
印象に残りやすいデザインをしています。

重ねて使うことのできる変形鉢です。収納時も嵩張ることがありません。
肉じゃが、冷ややっこなど、何かあと1品ほしいなというときに役立ちます。


以上ではありますが、
漆器について少しでも触れられるブログになっていただければ幸いです。
今年もあと残り50日。
楽しみの増える年末をお過ごしくださいませ!

ではまた!