2022/11/24 17:29




みなさんこんにちはフミヤです!

今回は洋食器。
洋食器といってもなかなか一括りにできるものではないので、
“カップ&ソーサー”について触れていきたいと思います。


早速紹介していきたいと思いますが!

その前に。
そもそも「カップ&ソーサー」って??

普段聞かれないし、考えたことないと思います。
僕も当たり前のように言ってますが、そもそもなんでこんなデザインなんだろうとか
考えてみるとよく分かっていませんでした......

少し調べただけでもその歴史は深く、全てを語るには骨が折れそうです。。。

ざっくりですが、少し共有させてもらうと、
17世紀ごろ、”茶器”というものが中国や日本で作られ、広く親しまれていたそうです。
紅茶もその頃に誕生し、アジア圏からヨーロッパへ伝わっていったとされています。

西洋では、上流貴族を中心に茶器が高級食器として扱われていました。
実はこの時はまだカップに取手がついておらず、日本でいう湯呑に近いデザイン。

ホットドリンクを飲む際には”ソーサー”にドリンクを移し、冷まして飲むというのが
基本的な使われ方だったため、受け皿としてではなく、飲む器として使われていました。

今では考えられない使い方ですが、それが普通とされていた時代。
カップに併せてソーサーのサイズも異なり、様々なデザインがあったそうです。

そして風潮は次第に変化していくもの。
ソーサーで飲むということの野蛮さが非難され始め、カップにハンドルが付いたデザインが
誕生しました。

ここで初めて今の”カップ&ソーサー”に定着していったわけですね。
これは豆知識になったのではないかと思います。
深堀してみるとやっぱり面白いですよね。

今ではこのセットがマナーとされており、砂糖やミルク、ティースプーンなどが
付けられるように使用されています。


前置きが長くなってしまいましたが、
少しだけ知識を深めていただいたところで、今回の本題に入りたいと思います。



「ヴィンテージ好きのためのカップ&ソーサー」




洋食器としてもちろん有名なんだけど少しニッチなところを
攻めていきたいと思います。
選りすぐり5点、紹介していきます!


テーブルウェアもこだわってこそヴィンテージ好きと言えると思いますよ!たぶん!
インテリアは小物で決まります。





①株式会社ノリタケカンパニーリミテド

広く親しまれている日本の洋食器を扱うブランドの一つです。
印象としては繊細なデザインで描かれた上品さ際立つ模様が特徴的だと感じています。

こちらのカップ&ソーサーはそんな印象を変えるどこかポップなテイスト。
不規則に描かれた多彩な絵柄は気持ちをワクワクさせてくれます。

金彩の縁取りによってバラバラなデザインも上品にまとまり、
日常使いにおすすめな1客です。




②イギリスヴィンテージのカップ&ソーサー

ブランドが擦れてしまってちょっとわかりません。笑
ヴィンテージ好きのための…..ということもあり、これは特にご紹介しておきたい。
カラーリングとデザイン。カップの形状といい珍しいなと感じてます。

淡いエメラルドグリーンに金彩のデザインが施された何とも美しい佇まい。
インテリアとして飾っても申し分ない。

窯はすでに無いかと思われますので、希少価値が出てきますよね。
とにかく可愛いく、美しい。

キミドリstore.にて販売中です。気になる方はぜひページまでお願いします。



③ニッコー(NIKKO)株式会社
 “山水(さんすい)“シリーズ

1915年の発売から根強い人気を誇るシリーズです。 
19世紀初頭から東洋の影響を受けて、イギリスで製造された柳模様(ウィローパターン)を
転写技術で描いたものです。

最近の古民家カフェなどでもたまに見かける機会がありますが、コーヒーの色合いとよくマッチします。
日本らしさと西洋らしさの両方を併せもつデザインはテーブルウェアを楽しくさせる1客です。

そろそろ廃盤シリーズとなりそうです。現在の生産で製造も終了予定らしいので、
ヴィンテージショップなどでみることがあればキープしておいて損はないと思います。



③ダッチェス(DUCHESS)

イギリスアンティークの陶磁器ブランド。
ブランド名には公爵夫人の意味が込められ、伝統的な美しさの象徴として作られた名窯。
1888年にできたブランドということもあり、歴史もかなり深いです。

小ぶりな花模様をメインにデザインされていることが多く、
フルーツを大胆にあしらったデザインが少し珍しい。
ソーサーにも彩の良いベリー系フルーツがデザインされ、温かみを感じられます。

USAヴィンテージのポップなプレート、ファイヤーキングなどと一緒に
テーブルウェアを楽しむと、ミッドセンチュリー感が出て尚よし。

洋食器の上品な概念を程よくカジュアルにできる1客です。





⑤ウェッジウッド インディアシリーズ

最後の最後で定番かい!ってなるかもしれないですが、
ウェッジウッドは定番でもシリーズでその良さが変わってきます。
多ジャンルのシリーズをもつブランドだからこそ引き立つ魅力です。

インディアシリーズは既に廃盤になっているため、正規品での購入はできません。

大理石の天板によく似合う上品な印象。
アジアンテイストをメインに、ブランドらしさを調和させた見事なデザインですね。

高級ラインでの認識が割と強いため特別な時に使用する方が多いですが、
実は“お茶と和菓子”の組み合わせtが非常にマッチします。

イエローカラーが中心となり、日本茶の澄み切ったグリーンによく馴染みます。
騙されたと思ってやってみてください。

和洋折衷の1客です。



いかがでしたか??
5点選ぶのも結構迷いました。。。
あれも良い、これも良い。

実はおすすめしたいカップ&ソーサーまだまだあります。。
ありすぎる。

これは第2弾また紹介したいので
どこかのタイミングでまたブログにします!

ではこのへんで!